停電で冷蔵庫が!どう対応する?食材を守るための対策と復旧後のチェック方法

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突然の停電は誰にでも起こりうるトラブルです。特に冷蔵庫は停電時に影響を受けやすく、適切に対応しないと食品が傷む原因になります。この記事では、冷蔵庫の停電時の具体的な対策や食品がどれくらい持つのか、停電復旧後に行うべき確認方法について詳しく解説します。


停電したときに冷蔵庫はどうする!?まずやるべきこと

  1. 冷蔵庫の扉を開けない 停電中に最も重要なのは、冷蔵庫や冷凍庫の扉を開けないことです。扉を開けると内部の冷気が逃げ、食品が急速に温まってしまいます。停電の間、扉を閉じたままにすることで、食品の安全性を保つことが可能です。
  2. 停電の原因と予想復旧時間を確認 停電が局地的なものなのか、広範囲にわたるものなのかを把握しましょう。電力会社のウェブサイトやSNSで停電情報を確認し、復旧までの目安時間を知ることが重要です。短時間の停電であれば冷蔵庫内の温度が大きく変わることはありません。
  3. 冷凍庫の保冷剤を活用 冷凍庫内に保冷剤や凍った食品があれば、それらが内部の温度を一定に保つ助けとなります。保冷剤を多めに用意しておくと、停電時に役立ちます。

食品はどれくらい持つのか?

停電時、冷蔵庫や冷凍庫内の温度上昇は避けられません。食品がどれくらい持つのかを把握しておくことは、無駄な廃棄を防ぐために重要です。

冷蔵庫内

  • 冷蔵庫の扉を閉じた状態であれば、食品は通常4~6時間程度安全に保存できます。ただし、これは外気温や冷蔵庫の性能によって変わります。
  • 生鮮食品(肉、魚、乳製品)は特にデリケートで、温度が10℃以上になると傷みやすいので注意が必要です。

冷凍庫内

  • 冷凍庫は扉を閉じたままなら24~48時間程度食品を凍った状態で保つことができます。これは中身の量や保冷剤の有無によります。
  • 冷凍食品がまだ凍っている、または部分的に解けていても4℃以下であれば再冷凍可能です。ただし、解凍された食品はなるべく早く調理して消費しましょう。

停電時に備えておくべきアイテム

停電時に食品を安全に保つため、次のアイテムを準備しておくと安心です。

  1. 保冷剤
    冷凍庫内の温度を維持するのに効果的です。空きスペースに凍らせたペットボトルを置くのも有効です。
  2. クーラーボックス
    長時間の停電が予想される場合、冷蔵庫や冷凍庫から取り出した食品を一時的に保管するのに役立ちます。
  3. 温度計
    冷蔵庫や冷凍庫内の温度を確認できる温度計を用意しておくと、食品の安全性を判断する助けになります。
  4. 非常用電源や発電機
    長時間の停電に備えて、非常用電源や小型発電機を準備するのもおすすめです。ただし、設置や使用には注意が必要です。




停電復旧後のチェック方法

停電が復旧したら、冷蔵庫や冷凍庫内の食品の状態を確認し、安全に食べられるかどうかを判断します。

冷蔵庫内の確認ポイント

  • 温度のチェック: 停電中に冷蔵庫内が10℃以上になっていた場合、生鮮食品や乳製品は廃棄するのが安全です。
  • 異臭や変色: 食品に異臭がする、色が変わっている場合は廃棄しましょう。
  • 賞味期限: 停電中の温度変化により、賞味期限内でも食品が傷んでいる可能性があります。特に生肉や魚は慎重にチェックしてください。

冷凍庫内の確認ポイント

  • 食品の状態: 食品がまだ凍っている場合は安全です。部分的に解凍されている場合は、再冷凍せず早めに調理しましょう。
  • 氷の状態: 冷凍庫内の氷が解けている場合、温度が0℃以上になっていた可能性が高いです。この場合も食品を確認する必要があります。

長時間停電が続いた場合の対策

  1. 食材を優先的に使う
    停電が長引く場合、まず冷蔵庫内の食品を優先的に消費しましょう。特に生鮮食品や乳製品は傷みやすいので、停電初期に調理して使い切ることをおすすめします。
  2. クーラーボックスに移動する
    冷蔵庫や冷凍庫が使えない場合、クーラーボックスに氷や保冷剤と一緒に食品を入れることで、温度を一定に保つことができます。
  3. 外食や保存食品を活用する
    停電中に食品が傷むリスクを避けるため、外食や保存が効く非常食を活用するのも一つの手です。

停電時に役立つ豆知識

  • 食品の保存期間を延ばす工夫: 停電が予想される場合、冷凍庫の中をぎっしり詰めることで温度変化を抑えられます。ペットボトルに水を入れて凍らせておくと隙間を埋められるので便利です。
  • 温度変化の記録: 温度計で冷蔵庫内の温度を定期的に記録しておくと、停電復旧後に食品の安全性を判断しやすくなります。
  • 冷蔵庫の設定温度を下げる: 停電が予想される際には、事前に冷蔵庫と冷凍庫の設定温度を下げておくと、停電後も食品をより長く保冷できます。

停電時に冷蔵庫を守るための予防策

  1. 非常用電源の設置
    太陽光発電システムや家庭用バッテリーがあれば、停電時にも冷蔵庫を稼働させられます。
  2. 停電前の準備
    台風や災害などで停電が予想される場合、事前に冷蔵庫を整理して不要なものを捨て、スペースを確保しましょう。
  3. 非常食の準備
    停電時に備えて、缶詰やレトルト食品などの保存が効く非常食を常備しておくと便利です。

まとめ

冷蔵庫が停電すると、食品の保存状態が心配になりますが、適切な対策を取れば被害を最小限に抑えることができます。停電時は冷蔵庫の扉を閉じ、保冷剤やクーラーボックスを活用することで食品を守りましょう。また、停電復旧後は食品の状態を慎重に確認し、安全なものだけを消費することが大切です。

日頃から停電に備えた準備をしておくことで、いざというときにも慌てず対応できます。

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